5月から読書に集中できなくなっていて、6月も3冊しか読めませんでした😅7月はまだ1冊も読了できていません。読みたいんです、読みたいんですけど、なんか気もそぞろで集中できてない。
藪の中
Kindle Unlimitedにて。先日、金原ひとみさんの「ヤブノナカ」を読んでますと書きましたが、それを読む前にたまたま芥川龍之介の藪の中を読んでいました。多分再読ですが、相変わらず記憶がほとんどなくて新鮮に楽しめました。「真実は藪の中」の語源となったこの小説。金原ひとみさんの小説も、語る人によって真実の見え方が変わるんだろうと思わせる内容なので(まだ途中なので明言はできませんが!)、「藪の中」、そしてそこから派生した「真実は藪の中」からタイトルのヤブノナカをつけたと考えられます。本家の「藪の中」、短くて簡潔に書かれているのですが、面白かったです。藪の中で起きた殺人事件、語る人によって話が変わります。そして最後まで真実は明かされない。真実は藪の中です。いろんなことを示唆する話ですよね。殺人事件だけじゃなく、あらゆることにおいて、人によって真実が変わってくることはあると思います。話の矛盾の理由が罪を逃れるために嘘をついているせいであれば単純ですが、それだけではなく、嘘は嘘でも派生する別のことを隠したいからだったり、実際に立場によって見え方や感じ方が違ってしまったり、または先入観のせいで違うように見えたりすることはたくさんあると思います。たとえばある言動をセクハラやパワハラやモラハラだと思うか思わないか、性加害なのか同意の性交なのか、詐欺なのか誤解なのか・・・そうなってくると、何が正義で何が悪かもわからなくなる。今の社会の問題にも通じるなと思います。金原ひとみさんのヤブノナカは今読んでいるところまでで見ると、まさにそういう話だと感じているので、じっくりと読んでいきたいと思います。
恋せぬふたり
Kindle Unlimitedにて。ドラマ「恋せぬふたり」脚本を担当した吉田恵里香さんによる完全書き下ろしの小説です。ドラマが元ということでとても読みやすいです。恋愛感情を抱かず、性的にも惹かれないアロマンティック・アセクシュアルの2人が、自分たちなりの生き方を模索するために共同生活を始める物語。テーマは重いと思うのですが、物語は軽く楽しく読める描き方です。アロマンティック・アセクシャルを知らない人には入門としてもいいかも?知ってる人には物足りないかも?主人公の一人高橋羽(さとる)は高橋一生さんの当て書きじゃないかと思うくらい、読んでるだけで高橋一生さんの演技を思い起こさせる話し方でした。マイノリティの物語は読んでいて辛くなりそうなものが多いですが、これは良くも悪くもそれはなかったです。
レボリューションNo.0
ゾンビーズシリーズ4作目 これは1作目のレヴォリューションNo.3よりも前の話で、ゾンビーズ結成前夜を描いているので、その後の彼らの活躍を知った上で、その前のところを知るのはとても興味深く面白いです。ここでいったん完結していたわけですが、昨年13年ぶりに新作「友が、消えた」が出ました。ここに至るために今までの4作を読み直してきたわけですがやっと新作読めます~ 娘はたぶん年末に読んでいる😅
飼い馴らされるな、世界に牙をむけ――! 青春小説の金字塔!
オチコボレ男子高に入学した僕らを待ち受けていたシゴキ合宿。欺瞞に満ち溢れた世界に風穴を開けるため、大脱走計画を練るうち、世界に熱い血が通い始める。ザ・ゾンビーズ結成前夜を描くシリーズ完結篇!
1作目
2作目
3作目
最後に
さて、今月はまだ1冊も読み終わってません😅お風呂で長湯できない季節になってきたせいもあるし(Kindle本はお風呂で読んでます)、選挙で政治について調べるほうに夢中だったこともあるし、私にしては出かける予定がちらほら入っていたことなど、理由や言い訳はいくらでもありますが!集中して落ち着いて小説を読む気持ちになかなかなれず、しかし読みたい本だけはたまってゆくという・・・さて、また読めるようになるでしょうか。集中力戻ってきておくれ。
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