Thoughts and Healing

政治もBTSも愛犬も本も映画も音楽も同じように考える日々

日本も世界も最低最悪の状況に思える2024年の始まりに寄せて いつかどんな風にこの時を振り返るだろう

2024年の元旦は、早起きをして犬と散歩に行き初日の出を見るという、夜型の私からしたら奇跡的に素敵な感じで幕をあけた。

たまたま座った公園のベンチは太陽が登ってくるのがきれいに見える上等の場所で、なぜここが空いているのか不思議だった。

正月の冷たい空気も気持ちよくすっきりと晴れた空だった。

2023年は人間と社会と世界への不信でいっぱいのまま終わった。

憲法改悪・緊急事態条項追加の画策、シオニストによる民族浄化のためのパレスチナ人大量虐殺、ロシア・ウクライナ戦争、疑惑にまみれた問題だらけのマイナンバーカード、自民党の裏金・脱税問題、ジャニーズや宝塚の闇、自民党によるアメリカ・統一教会・メディア・経団連・一部大企業などとの癒着、維新と癒着企業の利益しか考えていない疑惑だらけの大阪万博とカジノ、終焉しないコロナとワクチンへの広がる不信、人権が軽視された、あるいは人権を認めない世界・・・

すべての情報を鵜呑みにするべきではないし、ネットでも大手メディアでもフェイクや偏った思惑による情報があり、また反対の意見を持つ人たちも必ずいる。たとえば緊急事態条項も必要だという人たち、大阪万博やカジノに莫大な税金をかけることが正しいと思う人たち、イスラエルはイスラムテロ組織であるハマスの攻撃から自衛し人質を助けようとしているだけと言う人たち。

いろんな情報が溢れているからこそ、余計に混乱してわからなくなってしまう

そんな感じで新年を迎えた私に、早朝の太陽の光はとても明るく温かくて、何の根拠もないけれど今年は少しはマシな方向に向かうんじゃないかと思えた。

せめて去年よりはわずかでも平和に穏やかに過ごせるようになるんじゃないか

人間も捨てたもんじゃないと思えるんじゃないか

まっとうな政治家を国民が応援するようになるんじゃないか

強者たちが強いものたちだけのために構築した社会システムの中で、強者たちの思惑どおりに弱者たちがさらに弱いものを叩くような世界から抜け出せるんじゃないか

陰謀論じみた利権がらみの裏の動きなどフィクションの世界だと笑い飛ばせる世界になるんじゃないか

そんな風に思わせてくれた 根拠はないけど。

太陽の光は偉大だった。ほわほわした。そんな根拠のないほわほわが、わずかながら前向きになる力をくれた。ふわっと心を浮かせてくれた。手作りと思われる龍の凧の糸をもった子どもが目の前を走り抜ける。龍の長い尾がその朝の強い風に乗って高く舞った。

けれどその日の夕方には能登半島で大きな地震が起きる。

岸田首相の対応はどう見ても遅く、それどころか国民を救うのだという必死さが見えない。信じられないことに新年会や政局に関するテレビ出演を優先させて笑顔を見せていた。未だ被害の全容もわからず、がれきや倒壊した家屋の下に数百人の人たちが取り残されている状態の時に。裏金問題の収束や政局のほうが国民の命より大切そうに見えた。

ガザでも新年など関係なく爆撃が続き、子供を含む民間人が殺され続けていた。そんな民族浄化のための大量虐殺を、金持ちのユダヤ人に支配されたアメリカが支援し続けている。アメリカを始め、世界各国の一般市民たち何十万人もが各地で今すぐ停戦をと、Free GAZAとデモを繰り広げる中で、一部の権力を持った者たちの利権のためだけに虐殺は続く。

年が明けても「人の命や人権よりもお金と権力」の世界は変わっていなかった

世界は一日で悪く一変することはあっても、良くはならない

人間はいくらでも邪悪に残酷に薄情になれる

そして自分はおろかで無力なままだ

それでも人生は続くから 人間である限り考え続けるしかない

無力であることに変わりはない。絶対の正解はきっとわからない

それでもこの世界がどんな力関係とシステムで動ているのか少しでも知りたい

このシステムが変われば、すべての人間の命と人権が最優先されるようになるのか知りたい。あるいは、現状がさらに悪化するシステムに後退してしまうのか。

「考えてもどうにもならないじゃん」

その通りかもしれない。特に頭がいいわけでも専門知識があるわけでも権力があるわけでもない。

誕生よりも死のほうが近いくらい長く生きてきたのに知らないことが多すぎる非力で未熟なままのただの大人の考えることに意味なんてないのかもしれない。ポエムとか中二病と言われるだけかもしれない。それでも、思考し続けるしかできない。人間は考える葦だとはよく言ったもの。まさにそれ。

だけど、考える葦も時々は偉大な太陽の暖かさを感じて、根拠もなくほわほわしよう。温かい日の光に照らされてじんわり身体も心も緩めよう。現実逃避も必要だ。そんな瞬間がなければ、考え続けることも生き続けることもできないだろうから。

そんな風に始まった2024年をいつかどんな風に振り返るのだろう

もうすぐ一ヶ月が過ぎようとする今はまだ、希望の兆しが見えない

いつか、あのときは絶望してたけど、あそこから良くなってよかったと思えたらいい

あそこで踏ん張れて、方向転換できてよかったと思いたい

それくらい、今、日本も世界も大事な変革の時にあるように思えて仕方がない

私たちは、世界は、ピンチをチャンスにできるでしょうか

 

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